新橋スイーツの薦め(写真少なめ)
新橋と言えばサラリーマン。
働いたあとに急ぎ足で向かう飲み屋。
「とりあえず生」と、つきだしをつまみながら注文。大ジョッキに注がれたビールに歓喜する。
そんなイメージの街だが、スイーツやカフェもオススメしたい。(とはいえ、私も数回訪れたのみのかぶれであるのだが)
まずは新生堂の切腹最中。
謝罪の手土産として手渡すサラリーマンが多いというのは有名な話だ。
赤穂浪士達の藩主、浅野内匠頭が切腹した場所に新生堂の店舗があることからできた商品だ。
あんこはとくにこだわっていて、真空製法の釜で旨味と栄養と閉じ込めた豆に水飴を加えて上品な甘さに仕上げているという。
このあんこが美味しくて実家へ持ち帰って以来、なにも疚しいことがないのに家族から手土産に要求される。
また、ときおり期間限定の切腹最中も登場するらしい。
もし読者のなかに新生堂ヘビーユーザーがいらっしゃるならば、ぜひおすすめを教えてほしい。
次に西新橋の喫茶店、ヘッケルン。
ジャンボプリン発祥のお店ということで、どの席からもプリンの注文が聞こえる。
もちろん私もプリンとコーヒーを注文。やってきたプリンはやわらかくて卵の味が濃厚。
サイフォンで入れたコーヒーも香り高く、味わい深い。
ただ、私が訪れた時はかなり並んでいた。加えて、お客さんが多すぎてプリンが完売することもあるらしい。
訪れる際はスケジュールに余裕を持ち、プリンがなくなってしまっても他のメニューの検討やコーヒーだけでも楽しんでほしい。
最後に2023年10月4日現在は工事中のようなのだが、ぜひとも紹介したいカフェで締めくくろう。
桜田公園の近くにある(あった?)カフェピアッザ。
ここもプリンが有名なのだが、チョコレートスコーンも推したい。
スコーンはスターバックスのようなアメリカンスコーンで、温めてもらうと少しやわらかくなる。
私のおすすめはモーニングとして深煎りのコーヒーと共に注文。
温まったスコーンをフォークで三等分にして、まずは1つ温かいうちにいただく。
コーヒーを堪能しながらスコーンが少し冷めるの待つ。適当なところで2つ目を手で摘まんでぱくり。
もう少し固めがいいと思えば、3つ目はコーヒーを飲み終わるまで皿の上で待機。
待ちきれないなら3つ目も食べてコーヒーを堪能する時間にする。
他にもいってみたい店はまだまだある。ご紹介できる機会があれば、またブログに残したい。
オリンピック・パラリンピックのアレが見れるスイソミル
江東区潮見の東京スイソミルという施設をご存じだろうか。公益財団法人東京都環境公社が運営する学習施設で、水素について様々な展示がされている。
入場料無料なので、先日用事のついでに訪れてみた。
平日の閉館1時間前だったからか入館者は私1人。いい歳の大人ひとりで学習施設見学というのは、正直つらいものがある。
入館直後、すでに帰りたいという思いばかりだったが受付スタッフが笑顔でクイズラリーを手渡してくれた。
「全て回答していただけたら景品がありますよ!」
その笑顔に押されるように恐る恐る展示スペースの中へ。
1階は小さな子供たちにも分かりやすく「水素とはなにか」「どのように活用されるのか」体験できる展示だった。
壁には水素の流行経路や活用方法が描かれている。
そのなかで「すいそ ふろんてぃあ」という船が気になり、検索すると川崎重工が建造した世界初の液化水素運搬船とのこと。
『これは予想以上に勉強になるぞ』と、ホクホクした気持ちで2階に進む。
2階は水素関連の企業情報やガソリンスタンドのような展示物(発電体験の展示物?)など、より専門性の高いスペース。
さすがにその場で理解できず、資料をいくつか持ち帰ることにした。
クイズも全て回答できたので帰ろうとした矢先、スペースの端にあった物に気づく。
『オリンピックの聖火トーチだ!!!』
となりにはパラリンピックのトーチも展示されていた。
私が節穴でなければ、スイソミルのホームページにトーチが置かれているという情報はない。
この記事を書いている2023年9月28日時点でX(旧Twitter)にも情報掲載はなかった。
『こんな目玉の展示物の情報がないのはもったいないだろ! 期間限定だったとしても大きく取り上げて、もっと宣伝してくれ!』
と、言いたくなってしまう。
写真撮影を許可していただきパシャリ。
まさかの出会いに笑顔になりながら受付に戻った。
最後にクイズラリーの解答と景品をいただく。景品は木製の扇子やトートバッグなどがあり、受付スタッフおすすめのトートバッグを選んで退館した。
帰り道、少し遠回りをしていると木村造船所を発見。そのまま汐見運河沿いに歩き、隅田川造船所と深川造船所の傍を通って駅に向かった。
寄り道するほどに素敵な出会いのある町、潮見。
ぜひ一度訪れてほしい。